発信情報
2021年度 学術講演会 歯内療法 【Web開催されました】
武市 収先生 林 誠先生 発信部 学術委員会 詳細内容日本大学歯学簿同窓会」生涯研修2021 講演会
「明日の診療に役立つ歯内療法の基礎と最新のトピックス」
■講 師■ 武市 収先生
林 誠先生
■日 時■ 2021年5月9日(日) 12:30-16:30
■会 場■ Web配信 リアルタイム・5/23までオンデマンド
1.ベーシックエンドドントロジ- -基礎に戻ってエンドを極めるー
(武市 収 先生)
日常の一般歯科臨床で歯内療法を行わない日はないでしょう。しかし、毎日同じように行っているにも関わらず、治ったり治らなかったりすることがあり、しかもその理湯がわからないというお話をお聞きします。私たちが相手にしているのは複雑な根管系であり、市髄腔の形態は千差万別であることが治療を難しくしていることから、簡単に治癒しない症例があるのも当然です。また、根管の再治療ではステップ形成や穿孔などの偶発症が生じていることもあり、それがさらに治療を難しくしています。このように複雑な根管系に感染した細菌の除去は容易なものではなく、治療時間や期間が長引く原因となります。
そこで本講演では、根管口の明示から根管拡大に至る一連の流れを確実に行う為の秘訣についてご紹介いたします。また陥入歯(歯内歯)などの複雑な根管系へのアプローチ法や難症例への対策について解説いたします。
2.アドバンスエンドドントロジー ―効率的な歯内療法に役立つ最新のトピックス―
(林 誠 先生)
歯内療法は日常の歯科臨床において高頻度の治療の一つであり、その成否は歯の長期存続に深くかかわっています。治療の目的はいたって単純で、根管内の無菌化と緊密は封鎖であり、すでに1960年以前には知られていました。そのため長い間、歯内療法は完成された学問であると認識されていましたが、直視できない環境や複雑な解剖学的形態などの理由で、治療が困難な症例を先生方も経験されていると思います。このような背景の中「予知性の高い効率な歯内療法」を目指して2000年以降、最新のテクノロジーを駆使した技術改革が始まり、歯内療法の分野は大きな変貌を遂げつつあります。
そこで今回の講演では、歯内療法の三種の神器と知られているNi-Ti ファイル、マイクロスコープ、歯科用CTやそのほかにMineral Trioxide Aggregate(MTA)などを取り上げ、明日からの臨床に少しでも役立つように、臨床例を交えながらお話しさせていただきます
小幡会長挨拶 座長 池田学術委員
武市 教授 林 教授
発信日 2021年10月30日 (土) 更新日 2021年11月03日 (水)