発信情報
2023年 学術講演会 顎口腔顔面領域の慢性疾患を究明する
野間昇先生 中田樹海先生 発信部 学術委員会 詳細内容顎口腔顔面領域の慢性疾患を究明する
~その痛みの原因分かりますか?~ Doctor Book社よりWEB開催
野間 昇 先生
日本大学歯学部口腔内科学講座
【略歴】
1999年:日本大学歯学部 卒業(学47回卒)
1999年:日本大学歯学部研究生(口腔外科学教室第1講座)
2007年:日本大学助教(口腔診断学講座)
2009年-2011年:ニュージャージー医科歯科大学歯学部:長期留学
2013年:日本大学准教授(口腔診断学講座)
2022年:日本大学主任教授(口腔内科学講座)
現在に至る
・資格・専門医取得の経歴
Diplomate, American Board of Orofacial Pain
Fellow, American Academy of Orofacial Pain
Fellow, American Academy of Oral Medicine
日本口腔内科学会指導医
日本口腔顔面痛学会指導医・専門医
抄録
口腔領域の疼痛を表す言葉として,非歯原性歯痛,慢性口腔顔面痛などの用語が用いられることが多くなったが,慢性口腔顔面痛とは何か,正しく理解されているとは限らず,治療法についても誤って理解されていることも考えられる。2020年に国際疼痛学会を中心に4つの国際学術団体が協力して国際口腔顔面痛分類(ICOP)が発表された。ここに示された6つの大分類(歯科疾患由来の疼痛,筋筋膜性疼痛,顎関節痛,神経障害性疼痛,一次性頭痛類似の口腔顔面痛,特発性口腔顔面痛)は,口腔顔面痛を理解する上で最も基本となるものである。本講演では,これらの病態を概説し,基本的な慢性の痛みへの対応について解説していく。
ダブルドクターから見た口腔内科学
医療法人社団大坪会 東和病院 内科部長 中田樹海 先生
演者は歯科医師として10年ほどの臨床経験を積んだのちに内科医に転向し、消化器疾患、呼吸器疾患を中心に診療を行っている。診療を行っている中で口腔疾患が原因で全身疾患に発展する症例を経験することがある。これらの疾患を具体的な症例を提示しながら、歯科医、内科医両方の視点で考察していく。また、近年は歯科でも往診需要の増加に伴い、全身疾患を有する高齢患者の歯科治療にあたる機会が増加傾向にある。全身疾患を有する患者に対して歯科治療を行う際にどのような点に注意すれば良いかを内科医の視点で解説させていただきたいと思う。
発信日 2023年07月19日 (水) 更新日 2023年07月19日 (水)