学術講演会 森本達也先生・鷹岡達也先生

学術委員会

発信日2016.08.30

更新日2016.08.30

「補綴的立場から臨床を考察する」 6月19日 大講堂

【テーマ】「臨床観察から学ぶ診断への手がかり」

【講 師】 森本達也先生(学32回卒)、鷹岡竜一先生(学38回卒)

 

森本達也先生

鷹岡竜一先生

日 時:平成28年6月19日㈰ 12:30~16:30(12:00受付開始)
会 場:日本大学歯学部 大学院大講堂(1号館 4F )

【抄録】

1.力の影響に関する臨床観察

卒業後スタディーグループで経過観察の重要性を学び、口腔内写真などの資料を利用して臨床観察をおこなってきた。
症例の予後を観察すると細菌だけでなく力の影響を無視できない現象も見受けられ、力の影響に関する調査を行ってきた。データーの処理や集計に関して専門的な知識も不十分でエビデンスにはほど遠いが、その内容を提示させていただく。

2.X線写真から読みとる未来への手がかり

私たちは患者さんが来院すると、X線写真に代表される臨床記録を収集する。その目的は歯や歯周組織を診断するためで患者さんの過去・現在・未来を把握し治療方針を立案したいと考えている。しかし歯科疾患は慢性疾患で未来は容易に掴めない。だとすれば侵襲を控えめにして時間経過の中で生体の反応を観察することが大切で精度の高い臨床記録そのものが歯科疾患への対応基盤になる。本講演ではX線写真から読みとれる未来への手がかりを探ってみたい。

左:座長、西原学術委員 

 

受講者からの質問に対し応答する両先生。

 

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