新型コロナウイルス感染に関する学部の対応について

2020.09.15

発信日2020.09.15

更新日2021.07.16

新型コロナウイルス感染に関する学部の対応について

新型コロナウイルス感染に関する学部の対応について

同窓会会員の皆様におかれましては,本学に就学されているお子様のご父母もいらしゃると思います。新型コロナウイルス感染症拡大のため、お子様の教育・生活についてご心配されていることと推察いたします。私から歯学部の現状につきましてご報告いたします。

今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で残念ながら 3 月の卒業生の謝恩会が中止となり、卒業式は学生と一部教員だけの開催となりました。また4月の入学式も、政府より緊急事態宣言が発出されたため、ビデオ録画での式典公開になりましたことをご理解いただきたいと思います。

前期の授業ですが、本学部では第 5、6 学年は 4 月 15 日(水)から,第 1~4 学年は 5 月 11 日(月)から全授業をオンラインで実施し、8 月 28 日(金)に終了しました。当初はインターネット接続の問題や、提出物量についての意見もありましたが、これらにつきまして学生と教員の弾力的な努力のもとで対応・調整を無事に行なうことができました。

オンライン授業の評価ですが、教科によっては学生とのコミュニケーションが対面授業よりも取りやすくなったとの報告も受けています。学生アンケート調査でもオンライン授業の満足度は比較的高い結果を戴きました。

一方、オンライン授業の限界として学生達の生活面での確認ができていないことが懸念されていました。実際に一部の学生から精神的にかなり疲れているとの報告もあり、現在も学年主任、クラス担任、ティーチングアシスタントにより、彼らの心のケアにあたっております。

これから後期の授業が始まります。歯科医師になるためには、どうしても実際に対面で行わなければならない実習・演習がある事をまずはご理解ください。学生や教職員に対する感染を防ぐために、後期も授業は全面オンラインで行い、対面で必要な実習・演習はクラスの人数を半分に分けて行う予定です。対面形式では、最大限に感染を防ぐように三密を極力避け、マスク・フェイスシールド(同窓会寄贈)・グローブの使用を実施いたします。これからが学生として大変重要な時期を迎えることになります。

新型コロナウイルス感染症の収束に時間を要する現状では、ご父母、教職員の連携がどうしても欠かせません。

皆様のご理解とご支援、そしてご協力を引き続き賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

     

                                  歯学部長 本田和也

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