2020年度 実習セミナー MTM アンカースクリュー 【開催されました】

学術委員会

発信日2020.10.28

更新日2020.11.20

本吉 満教授 (マスク、フェイスガード着用、検温、手指消毒の感染対策の上、実施されました。)

臨床医のためのMTM実習セミナー

ーアンカースクリューを用いたインダイレクトアンカレッジ法をマスターするー 【開催されました】

日時: 令和2年10月25日(日)

講師: 日本大学歯学部 歯科矯正学講座 教授 本吉 満 先生
会場: 日本大学歯学部本館地下1階第4、5実習室

内容:第一大臼歯や小臼歯の早期喪失により、後方の大臼歯が顕著に近心に傾斜した症例に遭遇することがあり、補綴処置が困難となる場合があります。また、若年の患者において下顎後方部の萌出余地の不足から、第二大臼歯の近心傾斜が見られる場合があり、その整直に苦慮することがあります。これら傾斜歯の整直に際しては固定源の強化が必須であり、場合によっては1/4顎程度の歯に矯正装置を装着して固定歯としたり、反対側の臼歯部に固定源を求めて舌側弧線装置を装着したりする必要があり、患者の違和感が少なくありません。

一方近年、歯科矯正用アンカースクリューが開発され、これを固定源とした矯正歯科治療が普及しています。これにより絶対不動の固定源が得られ、患者の協力性に頼ることなく良好な治療結果を容易に得ることが可能となっています。アンカースクリューは外科的侵襲が小さいため患者の負担が少なく臨床に応用し易いという利点があり、その応用範囲も徐々に広がりつつあります。

今回はこのアンカースクリューを固定源として利用したMTM治療を体験していただく予定です。本実習のために新たに開発したタイポドントを使用して、アンカースクリューの植立実習をしていただいた後、傾斜した第二大臼歯の整直方法について皆様の進行に合わせながら詳しく解説いたします。

★マスク、フェイスガード着用、検温、手指消毒の感染対策の上、実施致しました。

講師 本吉 満教授

柴崎 同窓会常任理事                   本吉 教授    黒沼 同窓会副会長

 

 

ログイン