
イブニングセミナー
棲み分けで考える矯正歯科治療
申込締切2026.06.10 09:00
ZOOMを使用したオンラインセミナーです。
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講演抄録 納村泰弘先生記
矯正歯科治療は近年、まさに大きな転換期を迎えています。大学病院を中心とした専門医療機関では、特定の疾患に起因した咬合異常、顎変形症や多数歯の先天欠如といった従来よりも幅広い症例が保険適用の対象となり、口腔外科や補綴歯科との緊密な連携のもと、より包括的で質の高い治療体制が求められるようになりました。外科的矯正治療を含む複雑症例に対して、チーム医療としての矯正歯科の役割はこれまで以上に重要性を増しています。
一方で、アライナー矯正の普及は一般臨床医に矯正歯科治療を取り入れる機会を大きく広げ、患者にとっても治療選択肢が多様化しました。デジタル技術の進歩により、これまで矯正専門医が担ってきた領域の一部が一般臨床でも対応可能となり、矯正歯科治療の裾野は確実に広がっています。しかし、この「選択肢の増加」は必ずしも「適切な治療の提供」を意味するわけではありません。症例の難易度、治療目的、患者背景に応じて、どの医療者がどの範囲を担うべきかという役割分担を、これまで以上に明確にする必要が生じています。
本講演では、大学で行うべきチーム医療としての外科的介入を要する複雑な症例やアライナー対応可能な症例のポイントまでを整理し、日常臨床で鑑別する診断力について考察いたします。特に、専門医と一般臨床医が互いの強みを生かしながら協働することで、患者利益を最大化する診療体制とはどのようなものかを考えています。さらに、今後の矯正歯科治療において「専門性の深化」と「普及性の拡大」をどのように両立させるべきかについて、私自身の見解も交えながら議論し、矯正歯科がより健全に発展し、患者にとって最適な治療が提供される未来を描くための一助となれば幸いです。
- 日本大学歯学部同窓会会員 0円(ログイン後に申込できます)
- 日本大学歯学部同窓会会員(会費支払済みでパスワード忘れの方) 0円
- 日本大学松戸歯学部同窓会会員 0円
- 本学の講座に所属する卒後5年以内の他大学卒歯科医師 0円
- 日本大学歯学部在校生および大学院生(同窓会準会員) 0円
- 日本大学歯学部研修歯科医 0円
- 学術委員会の取り決めによる招待者 0円
- 上記以外の歯科医師 5,000円