
イブニングセミナー
歯の痛みは本当に歯が原因か?ー歯内治療に関連する異常疼痛への対応ー
申込締切2026.09.09 09:00
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講演抄録
歯の痛みは本当に歯が原因か? ―歯内治療に関連する異常疼痛への対応―
日本大学歯学部歯科保存学第Ⅱ講座 准教授 清水 康平 先生記
歯科臨床では、患歯の特定や確定診断に苦慮する症例に遭遇することが少なくありません。その背景には、歯痛錯誤、関連痛、異所性疼痛、さらには治療後の感覚異常など、神経生理学的機序に基づく疼痛現象が存在します。
急性歯髄炎では原因歯以外の歯に疼痛が生じる歯痛錯誤や、口腔外組織へ放散する関連痛が認められることがあります。また、筋・筋膜性歯痛をはじめとする非歯原性歯痛では、歯に明らかな異常所見を認めないにもかかわらず歯痛を訴えることがあります。さらに、適切に実施された歯内治療後であっても、神経組織の再生過程に伴う神経可塑性変化により、異痛症や感覚異常が出現することがあります。
これらの現象は診断を複雑化させ、時に誤診や不要な再治療につながる原因となります。一方で近年、神経生理学研究の進展により、その病態メカニズムは徐々に明らかになりつつあります。
本講演では、歯痛錯誤、関連痛、非歯原性歯痛、ならびに歯内治療後に発現する異常疼痛を呈した症例を供覧しながら、診断の考え方と鑑別のポイントについて解説します。明日からの日常臨床で遭遇する「診断に迷う歯の痛み」への対応に役立つ実践的な知識となれば幸いです。
【ご略歴】
2003年3月 日本大学歯学部 卒業
2003年4月 日本大学大学院 歯学研究科 歯科臨床系専攻 入学
2005年9月~2007年8月 日本大学大学院 海外派遣奨学生として
米国メリーランド大学歯学部に派遣
2008年3月 日本大学大学院 歯学研究科 歯科臨床系専攻 修了
2008年4月 日本大学歯学部歯科保存学第Ⅱ講座 専修医
2010年1月 日本大学歯学部歯科保存学第Ⅱ講座 助教
2018年4月 日本大学歯学部歯科保存学第Ⅱ講座 准教授
現在に至る
- 日本大学歯学部同窓会会員 0円(ログイン後に申込できます)
- 日本大学歯学部同窓会会員(会費支払済みでパスワード忘れの方) 0円
- 日本大学松戸歯学部同窓会会員 0円
- 本学の講座に所属する卒後5年以内の他大学卒歯科医師 0円
- 日本大学歯学部在校生および大学院生(同窓会準会員) 0円
- 日本大学歯学部研修歯科医 0円
- 学術委員会の取り決めによる招待者 0円
- 上記以外の歯科医師 5,000円